石鯛の釣れるポイント
石鯛の釣れるポイントと言うのはいわゆる、エサ場となる所です。
人間で言うと所の食堂やレストランとなる場所に当たります。人と同じく、
寝る場所+遊ぶ場所+食べる場所があるのです。
石鯛が餌を食べる場所にサシ餌を置く事で、
そこがポイントとなり 釣れる場所となるのです。
『潮を釣れ!』
石鯛と言う魚は『潮を釣れ!』とよく言われます。石鯛のポイント選びの一つとして当潮(あてじお)を釣ることがまず第一です。自分が磯や防波堤に立ち正面から当たって来る潮の事ですが、なかなかそのような好条件の潮に恵まれる事はありません。なので石鯛が幻の魚と言われるのも、このような条件が整わずに釣れないという事になるのでしょう。
では、どうしたら良いのでしょうか?
石鯛は一日じゅう餌を食べている訳ではありません。釣り場にもよりますが、多くの場合 潮の満ち引きで 潮が動き左右に流れたり、正面から、潮が当たってきたり、沖に出たりします。そのような海の中で潮が動き、石鯛が捕食する場所へと回遊してくるのです。
釣り雑誌のポイント図や航空写真のポイントとなる場所のほとんどがそういう場所に当たります。
そのような場所を事前に調べたり、クラブの先輩や地元の名手の方に聞くのが一番の近道です。沖磯であれば渡船屋さんの船頭に聞くのが間違いなく丁寧に説明してくれます。
シモリ周辺や溝や棚
石鯛のポイントは、潮が来て初めて釣れる場所となります。どのような一級磯であっても良い潮が来なければただの岩なんです。そこには石鯛が居ないから釣れないというのも納得です。潮がなければ、回遊してきませんから・・・。
自分の釣り座の前に潮がなくても沖は潮が走っていたり、潮が早すぎて反転流が出来たりする場所も石鯛が釣れる場所となります。
そのような地形の変化のある場所では、潮が複雑に動いていたりするので、沖のシモリや海溝などの溝、足元の壁の棚などサシ餌を置く場所を変化のある場所に置く事をお勧めします。